免許は必要か?
免許は必要か?
今や職種に限らずあらゆる現場で必要不可欠となっている無線機器。中でもトランシーバーは、非常に手軽でありながら迅速な連絡と情報共有が可能なツールとしてなくてはならないものとなっています。しかしこうした電波を扱う機器には購入したその日から自由に利用できる物と、適切な知識を身につけ免許を取得し、登録申請をしてからでなければ利用できないものがあり注意が必要です。
工事現場や商業施設のスタッフなどが利用している小型の無線機は、出力が低く10mw以下と定められており、通信可能距離も大きくありません。一般的に「トランシーバー」とされるものはこれらであり、購入後すぐに利用可能でアルバイトなどの従業員でも簡単に扱えます。もちろん個人でもアウトドアなどで気軽に利用することも可能です。
これ以上の出力を持ったものは、本格的に「無線機」にカテゴライズされ運用の際に登録が必要であったり、上位機種になると免許の取得が必要なものになります。
許可が必要なものと不要なものがあるトランシーバー
トランシーバーには免許や申請等の許可が必要な場合と、必要の無い場合があり、国が定めた電波法によって定められています。
総務省は電波は国民共有の財産であるといっていて、業務用に自分の無線機を使うには、申請書類を総合通信局に免許局として提出する必要があります。レジャー等で使う個人用で、高出力のトランシーバー等の無線機をレンタルして自分で使うのであれば、登録局として申請し、許可を得ることが必要です。免許も登録も一度、取得すれば5年間有効で、更新する事も可能です。警備等の仕事やホテルなどのサービス業等で使われている比較的小型のものでは特定省電力トランシーバーで軽い物が多く免許が不要で、購入してすぐに使うことができます。出力は弱く比べると業務用の500分の1ほどともいわれており、障害物が多いところでは電波が届きにくい事も多いですが、イベント会場やウエディング会場、キャンプ場等では幅広く使用されています。